【東北大学 博士課程教育リーディングプログラム】 マルチディメンジョン物質理工学リーダー養成プログラム

SEARCH

ホーム > 活動報告(リンク情報) > 【活動レポート①】リーディングフォーラム2015

活動報告(リンク情報)

【活動レポート①】リーディングフォーラム2015

2015年10月24・25日の二日間東京と新宿区のベルサール新宿グランドで開催されたリーディングフォーラム2015に参加した3名のMDプログラム2期生によるリーディングフォーラム報告記をご覧ください。

【参加報告1】 上田隆統志( 工学研究科 知能材料デバイス専攻 M1)
10月24日と25日の二日間にわたり、東京で開催された「博士課程教育リーディングプログラムフォーラム 2015」に参加しました。初めて会場に足を踏み入れたとき、その大きさと、会場を埋め尽くさんばかりの関係者の数に驚いたことを覚えています。日本全国で62のプログラムが展開されている本プログラムの規模の大きさを、実感を伴って再認識することとなり、大変刺激的な二日間でした。私が主に参加したポスターセッションは、学生、スタッフを問わず、他プログラムの関係者の声を直接伺うことができる貴重な経験となりました。
私たちが所属しているMDプログラムは、実践か学問かを考えると、学問や研究を重視したプログラムであるように思われますが、全62のプログラムの中には、医療・福祉や地域復興をテーマに掲げ、現場での実践を重視したプログラムもあり、プログラムの多様性に気づかされました。多くのプログラムの中で、MDプログラムが埋もれてしまうことの無いように、「MDプログラムの強みは何か、何であるべきか」を考えつつ、研鑽していくことの必要性を感じました。
『多角的な視点や手法で物質・材料を理解』することを謳っていることからも、まずは物質や材料に関する幅広い知識を持つことに努めていきたいと思います。考えてみれば、同じMDプログラムの中でも、誰がどんな物質・材料を使っているのか、どんな元素を使っているのかということをあまり気にしたことがありませんでした。専攻の枠を超えて、様々な物質・材料を扱っている仲間がいるということは、MDプログラムの強みの一つと言って良いことのように思えます。周りのプログラム生を巻き込みつつ、物質・材料自体の知識や、元素戦略などに関する知見を増やしていける様な流れを作っていけたら面白くなりそうだと感じています。次回のフォーラムまでには、確信を持って「これがMDプログラムの強みです」と言える様に、積極的な活動をしていきたいと思います。

【参加報告2】青野友紀 (工学研究科 金属フロンティア工学専攻 M1)
東京大学で開催された「博士課程教育リーディングプログラムフォーラム2015」に参加しました。全国30大学62プログラムの教職員・学生が集まり、学生同士で話し合う学生フォーラムや教職員による各々のプログラムの紹介・報告などが行われました。
私は主にポスターセッションでの説明役を担いましたが、この際、他大学のプログラムについて話を伺う機会もありました。ある生命科学系のプログラムでは学生が主体となって地元と関わるような企画を考案し、実際に行政に関わって活動していましたが、このように研究活動の他に社会と関わるような経験は貴重であると思いました。企画の立案と計画や行政での物事の決定のされ方を経験したことは、将来何かプロジェクトに関わる際にも生きてくると思います。MDプログラムは基本的に研究寄りのものではあると思いますが、何かしら研究以外の事でも積極的に関わることは多角的な視点を持つうえでも重要であると感じました。
また、ある職員さんとの話の中で「リーディングプログラムに所属している博士は所属していない博士と比べて○○が優れている、と言える部分が(まだ)あまりない気がする。就職の際にもスタートは同じになってしまう」という話題が挙がりました。リーディング学生は基本的に研究+αの活動をせねばならず忙しい部分もありますが、研究活動をおろそかにしないことはもちろん、+αの部分の活動から付加価値を得られるよう真剣に取り組む意識が必要だと思いました。リーディング卒業生としての実績が現れてくるのはしばらく先ではありますが、プロジェクトをリードし、社会に貢献できるような人材になれるよう、今は学生としてできることをしっかりとこなしてゆきたいと改めて思いました。

【参加報告2】 増田貴史( 理学研究科 物理学専攻 M1)
10月24日・25日に新宿で開催された博士課程教育リーディングプログラムフォーラム2015に参加しました。リーディングフォーラムでは全国60以上の多種多様なプログラムの参加者が出席し、リーディングプログラムについて、博士課程教育について、活発な議論が行われました。
今回のフォーラムでは、各プログラムの先生方がプログラムの内容を紹介する「プログラムワークショップ」、学生がリーディングプログラムの今後について議論し、発表する「学生フォーラム」、ポスターを用いて各プログラムを紹介、議論をする「ポスターセッション」の3つが開催されました。私はポスターセッションに参加し、主に学生フォーラムでの議論の様子を見学しました。
私がリーディングフォーラムに参加してまず驚いた点は、全国の大学でこれだけ多くのプログラムが走っており、その内容が多岐に渡ることです。私たちのMDプログラムと同じ物質分野のプログラムとしては阪大のカデットや東大のMERIT、北大のAmbitiousなどがありますが、それ以外にも環境や健康などの分野のプログラムがあり、特に熊本大のHIGOプログラムではがん予防のために行政と具体的な取り組みを行っており成果も上げていることから、同じリーディングプログラム生として大いに刺激されました。
フォーラム2日目には学生フォーラムで議論された内容の全体発表や有識者によるパネルディスカッションが行われました。学生発表では、とても短時間の議論でなされたとは思えないような、具体的でよくまとまった内容の発表がなされ、プログラム生のレベルの高さを実感しました。また、企業側もそのような学生がリーディングプログラムによって数多く生まれることを期待しており、プログラム生に対する期待の高さが感じられました。
フォーラムを通して最も強く感じたことは情報発信能力の重要性です。リーディングプログラムの目的は社会でリーダーとして活躍できる博士を輩出することですが、その時には修士卒業で既に3年、もしくは学部卒業で既に5年社会経験を積んだ人たちと比較されることになります。自身の考えを日本語でも英語でも咄嗟に発信できるようにするためには、漫然と研究室生活を送るだけはいけないなと改めて実感できたという点でも今回のフォーラムは非常に有意義でした。